2004年12月12日

(HK)我的餐廰とちょっとした決意

 今日は少し足を伸ばして11月7日に書いた食堂に行ってきました。なんと店名は驚きの『我的餐廰』、日本語に訳すと『私のレストラン』でした。80年代に作られたペンション、もしくはラブホテルのようなセンスです。いや、ネーミングに反応してそういう想像をしてしまうあたり、私自身がセンスがない証拠なのかもしれません……。
 で、いつものように『凍鴛鴦』を頼んだのですが、今日は鴛鴦についてちょっと書いてみます。

 日本語でも中国語でも『鴛鴦=おしどり』です。日本でおしどりと言えば『おしどり夫婦』なる言葉がすぐに連想されると思いますが、実際のところどうでしょう、その言葉は。私だったら使いたくない、使われたくない部類に入ります。
 「いつも連れ添っている」という描写で用いるならまあ我慢しますが、ただ単に「仲がいい」という意味合いだけで使っていたなら、
「おいおい、夫婦って普通、仲がいいものではないんかい?」
 と絡みたくなりませんか。特に、
「いわゆるおしどり夫婦であった。」
 といった文章を読んだら、
「おいおい、何か他に書きようはないんかい?」
 と絡みたくなりませんか。ええ絡んでばっかりです。

 例えばgoogleで検索してみると、A型の男性とAB型の女性が結婚すると『いわゆるおしどり夫婦』となるそうですが、これって説明しているようで実はぜんぜん説明になっていない、と私なんかは思うのです。まあ、血液型性格判断の害悪が叫ばれている昨今、そういう適当な描写で濁しておくのはいいことかもしれません。

 強引に結論です。
 『いわゆるおしどり夫婦』というフレーズに象徴される、一見まともだけれど内容のない表現に対して、自分は敏感でありたいと思います。ここまで読んでくださった皆様のために。

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