2007年3月22日

(HK)そういえば去年は台湾に贈ってました。

 香港が中国に戻ってきて10年になるとかで、中国がパンダを贈ってくれます。まあありがちに。
 で、中国は誠意を見せて、なるべく「よい」パンダを選別した、とのことです。ニュースで言っていました。選ばれたパンダは雄の「606号」と雌の「610号」だと。
 香港で名づけるから、とりあえずそういう呼び方になっているのでしょう。でも「よくわからないが何だかすごそう」な印象を受けました。
 それから、中国はパンダを厳重に管理しているんだなあ、やっぱり戦略物資ってことかあ、とも思いました。

2007年3月19日

(JAPAN)思い出し書き

 少し恥ずかしくなったので昨日のを下に送りますよ。


 この前日本に出張に行ったときのことを、備忘録的に書きます。


 一緒に行った同僚が、香港の人たちにお土産を買いたいというので向かったんです、駅前のジャスコ。最終日の夕食の前です。そこで彼はファミリーサイズのチョコレートとか飴だとか、買い物かご二つにぎっしり詰め込んでいました。ちょうど時期が旧正月前で、香港の家ではお正月の挨拶に来た人にそういうちょっとしたお菓子を出すならわしがあるからでしょう。でもそれは日本土産としてはどうだろう? と内心思っていましたが。


 で、彼と一緒にレジに向かいました。レジのお姉さんがバーコードを読み取り終わったのを見計らい、私はかごの中身をビニール袋につめはじめました。香港のスーパーでは袋詰めはお店の人の仕事ですが、ここは日本です。わざわざ説明するよりも、自分が手伝ってさっさと終えて店を出ようと。


 一つ一つビニール袋に移していると、小さい発泡スチロールのトレイを見つけました。なんと生イクラのパックでした。驚いて彼に伝えました、これは香港へのお土産にはならないよ。腐ってしまうから、と。

 でも彼は、
「ノープロブレム。それは今日の夜食さ」
 と明るく答えたのでした。

2007年3月18日

(HK)登るんだ。

梅田望夫 My Life Between Silicon Valley and Japan - 直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。

 天邪鬼な私はここ香港にて梅田さんのメッセージを読んでいます。
 はじめに、そこに書かれた生き方はとてもすばらしいと思いました。でも今日はそれ以外に考えたことを書き記します。

 今回の梅田さんのメッセージは一般論ですが、梅田さんがアメリカにいる点と、ソフトウェアに関係するはてなに勤めているという点は、常に割り引かなければいけないと思います。ウェブ上では似たような立場の人の意見が目立ち、それがウェブ上にバイアスを作っているような気がするのです。

 例えば、同じエンジニアでもトヨタでエンジンを設計している人だとか、シャープで液晶のプロセスに関わっている人だとかは、絶対に実名でウェブに出てこないでしょう。彼らが仕事のことを書いたところで利益がなく、というか機密を漏らしているだけになるので。また、長時間労働でエンジニアを拘束し、それによってアメリカのホワイトカラーから仕事を奪い取っている中国やインドの会社も存在するはずです。低賃金の人々は将来の給料アップのために劣悪な労働条件をいとわないでしょう。
 Googleのような理想的(と言われている)環境は、アメリカ全ての仕事に当てはまるわけではなく、結局、ウェブに見えている「人と人のつながり」や「仕事のすばらしさ」だけが世界の全てではありません。

 優秀な人材がアメリカに集まる、というのを否定しているわけではありません。それはちょうど世界中の野球選手が大リーグを目指すのと同じかもしれません。だとすると、野球好きな子供が大きくなるにつれて自分の才能のなさに気づくように、ソフトウェア好きな人も自分の能力についてよく検討したほうがいいよ、と言いたいのです。「ソフトウェアなら自分も使っているし、色々情報も知っているし」、なんて安易に考える人がいるような気がします。ソフトウェアは始めるのにお金があまりかかりませんが、その低い参入障壁ゆえに今後競争が熾烈になると私は予想します。ましてますますグローバルになるこの時代においては。

 トリノオリンピックはもう一年以上前になりますか。あれを見ていて、北欧の選手はどの競技でも強いなあと感じました。また、日本だとただのマイナースポーツですが、向こうでは多くの人々が寒い中観戦します。
 選手たちの生まれた環境が冬季のスポーツをするのに適していて、かの国の身体能力に優れた人の何割かは冬季競技を選択するのでしょう。また、そういうスポーツを楽しむ土壌がヨーロッパにはあるんですね。
 反面、野球の人気はありませんが。


 強引な結論として、ウェブ上で学生と思しき人によく見られるアメリカやソフトウェアやベンチャーの単純な礼賛は視野が狭いゆえの行きすぎではないかと。また、日本人に適した仕事分野というものが他にあるはずだと。私自身は私のいる業界が日本人に向いていると信じているのですが、だからこそ香港にいるのですが。
 繰り返しになりますが、今回の梅田さんのメッセージは仕事や生き方に対するものであり、私はそれについてどうのこうの言っているわけではありません。
 考えてみると、いくつかの仕事は取っ掛かりが難しい(=梅田さん風に言えば「高速道路が開通してない」)し、ウェブにはあまり情報がありません。何億円もする装置がないとはじめられなかったりしますから、ベンチャーは難しいでしょう。だからといってそれが「好きなこと」かつ「飯が食えそうなこと」にならないかというと、そんなことはないのです。
 ええと、つまり、今の香港での自分の仕事がそういうタイプのものなはずなので、もっと「自分で何かやれ」←自分へのメッセージ。


 ほらそこに「巨人の肩」が! 登るんだ!

(HK)香港ディズニーランドのこと

 初めて行ってきました。楽しかったです。

 すいていました。ファストパスの機械には布がかけてあり、使われていませんでした。

 黄色い服を着て坊主頭の、まさしく少林寺というような雰囲気の若いお兄さんたちがものすごい勢いでコーヒーカップを回していたのが一番印象に残りました。何か間違っている……。