2006年10月23日

日曜日にそごうにて

 デジカメを新しく買って、古いのが自分専用になったので、思わずこのページでやったこともないレポート風の記事を前回は書いてしまったというわけです。やったことのない写真の貼り付けにも苦労しました。浮かれた雰囲気を汲み取っていただけたならば幸いです。

 久しぶりに銅鑼湾のそごうに行ってきました。いつも混んでいる印象があるのですが、昨日もそうでした。
 目的の一つはゲーム『ラブandベリー』でした。娘がやりたいというのです。夏休みに日本に帰っていた際にそれを知ったようです。香港に戻ってきてやれる環境ではなくなりましたが、そごうにそのゲーム機が置いてあると聞きつけて、またやりたくなった、と。
 ちょっと複雑な親心です、というのも、そんな無駄なものに金使うなよ、と思う反面、ゲームを楽しめるぐらい成長したんだなあ、と思ったりもしているので。
 そんなわけで集めたカードを大事に持ち、いざ、そごうへ行ってきたのですが……。

 結論を言うと、楽しめませんでした。そごうに設置されていたのは英語版で、日本語版のカードは読み込めなかったのです。手持ちのカードを組み合わせて使うところがこのゲームの面白さなのですが。
 英語版のカードを持っていなかった娘は、ベリーがパジャマ姿で街へと繰り出して行くのを悲しそうに眺めていました。こうなってしまったら、いかにタンバリンを頑張ろうとも「いけてる度」をあげることは不可能です。

 その場で何回もお金を投入して、英語版のカードをそろえるということも考えましたが、教育的配慮でやめにしました。
 来月のDS版の発売が本当に待ちどおしくなりました。

2006年10月21日

モスバーガーにいます(実況形式でお送りします)。

 先日書いたAPMに来ています。オープン当日のモスバーガーです。とんでもないことになっています。すごい長い列の最後尾に並ぶ羽目になりました。私のミッションはハンバーガーを買って帰る、ただこれだけなのですが、何かとてつもない困難であるように感じられます。というのも係員が近くに来て、
「全部のプロセスで一時間半ほどかかる」
 と言うので。今は7時20分です。このメモ帳につらつらと書き連ねていくことにします。

 

 10分ほど経過しました。まあそれなりに進んではいますが、列の中間地点まではまだ到達していません。後ろをみると若干列が短くなっているようです。すなわちもし今並び始めたならば、受け取るまでの時間はもっと短くてすむはずです。もう並んでしまっているので全く無駄な考えです。
http://f.hatena.ne.jp/toomuchpopcorn/20000321033807
 係員がまた来ました。「あと60分」と書いた紙を持っていますが……後ろに行け、後ろにっ……と念じたにもかかわらず、数人前のところに貼りつけました。ちっ、まだ60分以上か。

 

http://f.hatena.ne.jp/toomuchpopcorn/20000321034624 
 45分鐘のところまで来ました。さっきより上手に写真が撮れました。はじめはデジカメを取り出すのが少し気恥ずかしかったのですが、後ろの少年もケータイで撮っているし。大体30分近く並んでいます。横では家族連れがすでにモスを食べています。
「ね、おいしいでしょ」
 と、無理やりにでも好意的な感想を聞き出したいです。
 また係員が来ました。
「トマトがなくなった」
 なんて言っています。トマトがない状態で売り続けるんですか……。そうだ、オーダーするものをそろそろ決めないとなあ。

 

 店の様子が見えるところまでやってきたので、そこを撮ろうと思ったら、係員に止められました。というわけで、肝心なところで写真がなくなってしまいました。

 

 8時25分、無事ハンバーガーを受け取りました。

 

 家に着きました。この時間まで晩ご飯を待っていてくれた家族に渡します。あわてて写真を撮ります。これはテリヤキチキンだと思います。
http://f.hatena.ne.jp/toomuchpopcorn/20000321045210 
 あ、ちなみにトマトは何とか確保できたようで、きちんとオーダーしたモスバーガーの中に入っていました。

 

 本当においしかったです。今日はこんなところで。

2006年10月19日

そんなものまで食うのか

 注意:食事中には読まないほうがいいかもしれません。

 「飛ぶものは飛行機以外、四本足は椅子以外」とはよく聞く言葉ですが、だからといって海鮮料理の店の水槽にカブトガニが入っていたら……そりゃびっくりしますって。日本だと天然記念物ですよ。でも今ウィキペディアを読んでみると、確かに香港では食されていると書いてありました。
 お客様も私たちもさすがに怖気づいて水槽に入っている奴をオーダーしようとは思いませんでした。

 食事の後、海鮮料理屋が立ち並ぶそのあたりを散歩していたときのことです。何と噂のカブトガニが二匹歩道で寝そべっている(=息絶えつつある)のです! 私たちが近寄っていくとすかさず客引きに捕まりました。死にかけの広告材だったようです。
 で、本当に怖かったのはカブトの内側というか裏側です。まるで忌み嫌われるあの「虫」のような脚が折りたたまれていました。一対の脚は申し訳程度にハサミの形をしていました。そして脚の付け根、つまり裏側の中央部に口らしきものが……。なぜそんなところに。
 気になる方は画像検索をご自分でどうぞ。すぐ見つかります。

 本当の蟹なんかも結構グロかったりしますが、カブトガニは未知であるがゆえの恐怖でした。ところで、どう食べるかはいまだに謎です。ぱっと見では、カブトガニはわりと薄くって、脚も「虫」みたいで、どこにも身なんか入っていないような感じでしたが。

2006年10月16日

酔っていると妙に真剣に考えてしまうことがあって。

 去年偶然アルバムを買ったため、私はその曲を知っています。けれども……BoAの『メリクリ』は誰もがカラオケで歌うような有名な曲なのでしょうか。私にはわかりません。
 フィリピン人女性が歌うのを聞きながら、真剣に考えはじめました。日本からのお客と一緒にそういう店に行ったときのことです。

 どこから突っ込めばいいのかわからない状況です。日本語の歌詞を読めるということもまあ驚きですが、『メリクリ』=クリスマスの歌だという認識はあるのでしょうか。ほら、きっと彼女たちはクリスチャンですし。いや、そもそも、雪が降っている、という状況をフィリピン人に香港で熱唱されても。もしや、ハングルバージョンも歌えるのでは?

 あらためて、ああ何だかよくわからないところにいるなあ、と思いました。

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2006年10月10日

ご参考までに

 デイリーポータルZの記事にて、私が個人的に恐れているところの月餅の中身があらわな写真になっています。ちょっと引用します。

対していかにも月餅という大きな方は、しょっからい卵にこれでもかという甘いハス餡の味付けになっていた。

調べてみると、この大振りのものが伝統の中秋月餅の味らしい。

しょっぱさが餡の甘さと合って私は大好きだった。うん、月餅好きの母や祖母にも食べさせてあげよう、そんな味がした。


 著者の方には大変申し訳ないのですが、この文章と断面写真だけで舌先に味が蘇ってきて、私は参ってしまいました。

2006年10月4日

(HK)星巴克月餅を買いに行く。

 今週末に中国の伝統的な休日の一つ、中秋節があります。それを祝うのに欠かせないのが月餅です。あちこちで山積みになって売られているのを見かけるようになると、秋が来たんだなあ、と感じます。こちらでは昼の気温はまだまだ高く、汗をかくぐらいですけれども。
 毎年思うのですが、この月餅、あんまりおいしいものではないのです。基本はタルト生地の中に味がついたゆで卵の黄身がごろっとそのまま入っている形式のもので、黄身の数が多ければ多いほど高級とされます。でも最近はいろいろ変り種も増えてきたようです。

 例えば、アイスになっていて冷やして食べるものがあったり、はたまた、全然関係のないチョコレートを月餅もしくはMoon Cakeと称して商魂たくましく売っていたりもします。そんな中、今年選んでみたのはスターバックスのMoon Cakeです。「星巴克月餅」と書かれた中国っぽいそれなりにおしゃれな箱に入っていました。チョコレート味とチーズ味の二種類があって、どちらもおいしかったです。もちろん黄身がそのまま入っているということはありませんでした。
 ただ……正直なことを書くと「月餅としては」美味だったなあ、と。月餅のカテゴリー内に納めようとして作られたお菓子だと感じました。風物詩だから仕方ないのかもしれません。でも、純粋においしいものを食べたかったなら、他のものを買うでしょう、私の場合。

 月餅を買って家に持ち帰る際、久しぶりのスターバックスだったのでコーヒーを飲んでいくことにしました。そこで壁にかかっているメニューをじっくりと眺めました。もちろん日本にいるときもスタバに入ったことはありますし、当然香港でも何度もあります。わざわざ略語まで交えて力みながら書くのは「何回も行っているにも関わらずただ慣れていないだけ」と主張したいからで。決して「初めてスターバックスコーヒーを訪問したから」ではないのです。
 暖かいものが飲みたかったら「カフェラテ」、冷たいものだったら「アイスラテ」といつも一つ覚えで頼んでいるので、たまには違うものでも、と思ってメニューを見ていました。

 じゃあモカでも頼んでみようか、と決めて、私はレジへと向かいました。慣れていない私にとっては、注文はちょっとした緊張の一瞬です。別に店員にどう思われようと客なんだから構わないはずですが、それでもカッコ悪いのは嫌だと思ってしまいます。さて、レジに着くと、そこには壁にかかっているのとは違う種類のメニューが置いてあります。商品の写真も入っていてわかりやすくくなっています。英語中国語加えて日本語まで添えられているではないですか!

 ああ、そんなものを使ってしまったら、メニューを長い間眺めていたのが「英語に自信がなく話しかけられなかったから」と思われてしまいます! スタバの注文システムがわからないことよりも、それはもっと屈辱的です! そこで、置いてあるメニューなどまるで目に入らないかのような態度で「アイスモカ・トール」を頼んだのです!
 とまあ私は完璧を期したのですが、結果はというと、「ところでクリームはどうする?」という質問を受けてちょっと返答に間が空いてしまったのです。つ、次こそは!