2004年2月26日

(TEXT)えっと

 本blog以外に最近書いていない私ですが、久しぶりにふと短編・掲示板に行ってみたところ、野郎さんのあおり文章に出会いました。名前まで挙げていただいて。そして何件か続いて書き込みもあって。しっかりと読ませていただきました、ってちょっと弱気にここでこうやって表明してます。

 そうです、知っている人たちの作品が載った『ショートショートの広場15』を買おうと思っています。香港島まで出かけて、一番こちらで大きいと言われるそごうの旭屋書店で買うのが、ねた的に面白いかなあと考えているところです。

(HK)美心快餐にて

 久しぶりに美心快餐(マキシム・ファーストフード)について書こうと思って、「美心快餐」で検索したところgoogleにおいて当ページは第8位でした。「美心快餐 マキシム」だと驚きの第2位でした。記念にクリックしましたので、アクセス解析にきっと私の検索ワードが反映されるのではないかと。

 ひたちなか市というのは確か茨城県の水戸の近くで、最近のブームよりはちょっと前の、合併でできた市である……というような記憶があります。そのひたちなか市について、本日新たな知見がありました。そこでは、プラスチックは燃やせる(「燃える」じゃないところがポイントかも)ごみだそうで、例として玩具などが挙げられていました。というのもマキシムでの夕食時に指定ごみ袋を目撃したからわかったのですが。

 実際、かなり奇妙でした。普通に広東語を話しているカップルの女の人のほうが、こまごまとしたものをその黄緑色の袋に入れているのです。袋はかなり新しくピンとしていました。

 googleの力を借りて調べたところ、このごみ袋は正式名称「燃やせるごみ専用袋」であり、指定ごみ袋取扱店/ひたちなか市でのみ購入が可能です。価格は10枚で150円(私が目撃したのは20L品と推察される)であり、この袋に入れないと原則収集してくれないそうです。つまり「ホシ」は上記リンクのどこかで購入したに違いないわけです。すいません、全然無実の人を容疑者にしてしまいました。

 むしろ、ごみを一回捨てるだけのために15円も徴収されてしまうという圧政に苦しんでいたひたちなか市民が、ここ香港で「燃やせるごみ専用袋」の偽造をやむなく開始したのです。いや、明らかにそれも嘘なのですが、こういう事情が隠されているなんてことが、決してないとは言い切れない……といった感じで結構想像が膨らむ一件だったのです。

2004年2月21日

(HK)超級星期二

 タイトルは都市日報で、最近「おおっ」と思った言葉です。見つけたのはアメリカ大統領選挙の記事の中です。「超級」はsuper、「星期二」はTuesdayなので、「スーパーチューズデイ」(いくつかの州で一斉に大統領予備選挙を行う日)のことでした。漢字で書くと無駄に迫力を感じます。

 この「星期」、私なんかは香港に来るまでぜんぜん知らなかったのですが、中国語では「週」のことです。「一」が月曜日で「六」が土曜日、日曜日だけが特別で「星期日」となります。一方、日本語の曜日名は、「曜」の言葉面からするとずいぶん昔からあったような雰囲気ですが、定着したのは明治以降だそうです。

 「星期日」と「星期一」の区別って、広東語習いたての人は苦労するそうです。「日」も「一」も日本語で書くと「やっ」という発音なのですが、語尾を上げたり上げなかったりする違いがあります。よりによって、一日違いですし。

 ついでに。アメフトなんてぜんぜん知らなかったのですが、二月の上旬ごろ、これまた都市日報を読んで「スーパーボウル」を認識しました。アメフトを知らないであろう方々に得意げにご紹介しますと、「ボウル」がポイントなんです。「ball」ではなく「bowl」なんですね、というのも「超級碗」と書いてあったから分かったことなんですが。

 「超級碗」の記事は芸能欄に載っていたんです。ええと、ご存知だと思うんですが、あの……見えちゃった、もしくは、見せちゃった事件があったので。
 で、その時、見出しに「露乳」と書いてあるのが目に入って、それはちょっと……と思ったんです。新聞ですから子供も読むでしょうし。いや、すいません、結果的にここにも転記してしまっているので、えらそうなことは言えないんですけど。写真も添えられていました。こちらのほうは、露出した部分にモザイクをかけていました。

2004年2月18日

(HK)Too friendly

 「英語が苦手」って書いた昨日のblogにスペルミスがあるなんて、もう最低です。それもあんな簡単な単語を。こっそり直しておきました。あえて言い訳するなら、
(1)英語と日本語と混在している環境は間違えやすい。
(2)その単語は口には出すが綴らない。
 なんか恥を上塗りしているような気もしますが。

 今勤めている会社にはちらちらと日本人がいるので、香港の人も日本の習慣を分かってくれています。前にもこのページに書いたことがあるのですが、例えば日本人宛のeメールなんかだと、書き出しを「Hi (名字) san,」としてくれます。名前に「さん」をつけて呼び合うと知っているのです。
 ここ数日、私の同僚は備品を買おうといろいろネットで検索しています。昨日、結構よさそうなものが日本の会社で見つかったらしく、早速pdfをダウンロードして本格的に検討していました。でも日本語のpdfなので、文字化けしてしまっておりなかなか難航しているようでした。
 その件が気になっていたので、今朝一番で彼に状況を聞いてみました。彼が言うには、日本の会社にメールで質問したところ、丁寧な返事が返ってきて疑問点が解決したそうです。私の出る幕はなかったようでした。
 それでも私は、どんなやり取りだったのか興味があったので彼のメールを見せてもらいました。当然英語で書いて、日本からも英語で返事をもらっていました。で、読み始めると些細なことがおかしくてたまらなくなりました。
 というのも、彼は日本人がいる特殊な環境で仕事をしていて、日本人のことを知っているものだから、その問い合わせのメールにも「san」を使ってしまっていたのです。それだけだったら、まあ何てことはなかったのかもしれませんが、彼はウェブに載っていた名前のどちらがfamily nameで、どちらがgiven nameだかわからなかったのです。
 結局、日本語に訳すと「親愛なる優子さん、」となる書き出し「Dear Yuko-san,」を使っていたのでした。こんなふうに書いたら、意識して女の人を下の名前で呼んでいることになるんじゃないかと……。でも途中から変えるのもなんなので、今後も文通っぽいこの記述で貫いてもらうことにしました。

2004年2月17日

(HK)そういえば情人節でした。

 バレンタインデーは情人節というまあベタな名前になっておりまして、男の人は花束を女の人に贈らなければいけない、とのことでしたが、私の場合何も起こらずにというか起こさずに終わりました。もし平日で、会社に行っていたらいろいろ観察もできたのかもしれませんが。

 さて、なんだかんだいって、もう半年以上も香港に住んでいるのでした。そんなことを思い起こした後には必ず「どれぐらい上達しただろう、英語……」と考えてしまいます。
 しばらく本ページから遠ざかっていた間、実は結構日本にいたのです。旧正月の休みに加えて、そのあと一回突然出張が入ったのです。その出張の時の話なのですが。
 私は日本用の携帯電話を、香港からまさしく携帯していきました。出張者向けに用意してあるやつです。成田についたのは夕方でした。スーツケースをずりずり引っ張って京成に乗っていると、周りも同じように海外から帰ってきた人がほとんどでした。横に南のリゾートっぽい島から帰ってきたらしい若い女の人たちが座っていました。
 こんな境遇になるまで一度も海外旅行をしたことがなかったので、私は旅慣れていそうな彼女たちをなんとなく畏敬の目で見ていました。そんな時、携帯が突然鳴ったのです。
 電車の中では携帯を使えない、それは知っていましたが、タイミング的に明らかに香港からの電話でした。そこで電車の中でもお構いなく電話を使う、香港モードに頭を切り替えました。
 で、それから先のことはよく覚えていません。いきなり携帯に向かってHelloなどと話し出す男に対して、車内の視線は非常に冷たく、そしてその視線を意識しすぎたために私の英語はがらがらと崩壊し始め、挙句の果てには「自分のへたくそな英語がみんなに嘲笑されている」と妄想しだす始末で。混乱していたので「後でこちらからかける」というのが精一杯でした。
 そんなわけで、英語がうまくなっているのではなく、言葉が通じないという状況に対して不感になっているだけなのでは、と最近疑っているのです。

2004年2月16日

(HK)キャラクター考

 ハローキティもハム太郎もドラえもんも、元気よく香港で活躍しています。この前日本に帰る際には「お土産にハローキティを買っていくといいよ」とさんざんすすめられました。ええと……日本人みんなが好きなわけではなくて……そもそもそれはお土産になるのだろうか……と悩み、あいまいに返事した私です。
 しかし、どこかで読んだのですが、アンパンマンは上記キャラクターほど海外で受け入れられていないとのことでした。自分の顔を食べさせたり、首がすげ変わったりするのはやっぱりまずいのかなあ、と思っていたのです。実際こちらで、それを店などで目にすることはありませんでした、今日までは。
 本日の日中ぼんやりと地元系のスーパーに行ったところ、VCD(Video CD)売り場にてそれは突然私の面前に現れたのです。それも「麺包超人」なる名を引っさげて。
 いや、うなずくことしきりです。あれはやっぱり「超人」なのです。空とか飛んでますし、戦っていますし。こうなったら、自分で考えた「超人」もとい「なんとかカントカ(日用品の名前を入れる)さん」を、「週刊少年ジャンプ」もとい「日本テレビ」に送り付けなくてはならない、と妙に力んでしまいました。

2004年2月14日

(HK)ようやく復活

 旧正月に日本に帰って、そのあと色々ばたばたしてました。そうこうしているうちに今度は香港内での引越しが入って、しばらく電話が使えない状況でした。
 最近のできごとでは、昨日、勤務先でマスクの着用義務が解除されました。旧正月あけから昨日まで、SARSの予防ということで「会社内では常時マスクをつけていること」というお達しが出ていたのです。
 ところで、香港(というか中国)の旧正月の風習で、「上司が部下に、既婚者が未婚者にお年玉をあげる」というのがあります。職場でも公然と行われる儀式です。私は初めてそれを体験したのですが、今回はこのような事情で「突然マスクを着用しはじめた人々が真っ赤なお年玉袋を配りあう」という壮絶なものとして記憶されました。