2003年11月26日

(HK)ちょっとかわいそう過ぎる

 当ページでよくご紹介する、フリーペーパーの『都市日報』ですが、今日の記事はちょっと……とりあえず引用します。漢字は適宜日本式にしておきます。

加護亜依肥腫出写真

現年15歳、持続暴肥的Morning娘成員加護亜依(図)、将推出個人写真集 <<KAGO ai>>、並分別以城市少女及郷村姑娘的両個造型出現。対於有機会出版個人写真集、加護亜依表示興奮、但未知fan会否対其愈見暴脹的身体表現驚訝。


最後の文がちょっと意味が取れないのですが、無理やり訳してみると、

ただし、ファンクラブの人たちが、太った体を見て驚いたりいぶかったりすることがないということには、未だに確信が持てないでいる。


→加護さんがそう思っているという書き方のような気がしますが、そうではなくて思いっきり記者の意見になってますよね。

2003年11月25日

(HK)秋の恒例行事ですが、今回で最後でしょう

 日本はまた休みかい? 今度は何の日なんだい? と尋ねられたので、Thanksgiving Dayで感謝祭なら、勤労感謝はThanks Working Dayとでもなるのだろうか、いやきっとそうはならないのだろう、などと逡巡していたのですけれども。Labor Dayなるちゃんとした英訳があるんですね。
 いや、もう止めましょうよ、そういうちまちました3連休は。「一週間まとめて休む」というのを、職場内で順番にまわしていったほうが絶対能率がいいと思うのですが。ほら、テレビのニュースなんかで「今週はなんとかさんが休みです」ってやってる、あれです。
 日本の会社全部が休みになってしまい、「おいおい、連絡がつかんよ」とわめいている外国の人ってきっと多いはずだと、私は想像します。

 仕事柄、時々マスクをする必要があります。マスクは支給品なのですが、うっかりなくしてしまいました。本当にうっかりさんです。洗濯の業者に渡すその他のものと一緒くたにしてしまい、手元にキープしておかなかったので、もう出てこないだろうと。
 結局、新しいマスクを再支給してもらいました。HK$4です。約60円です。仕方なく払いました。金額は大したことないのです。でも、規則に従ってきちんと払うという行為が、なんとなく小学生以来のような気がしてちょっと気恥ずかしかったのです。

2003年11月23日

(TEXT)短編16期に

 『あ』という方が投稿されていますね。似た名前ですが私ではないです。

(HK)また一週間ぶりの更新となってしまいました。

 中学生だか高校生だかその頃に、友達同士で「自分は何に何割注力しているか」というのを円グラフに描く、というたわいのない作業をしたことがあります。上手ではなかったのですが、体育会系な部活ばっかりやっていた私は、部活と睡眠が大部分を占めてしまっていました。
 その名残か未だにどうも時間の使い方が下手で、今でもやっぱり仕事ばっかりしています。どちらかといったら仕事が好きなほうなのかもしれませんが、いやむしろ好きな仕事のためにこんなところまで来てしまったのですが、それだけだとつまらない人間のようだし、でも小説を書いて投稿するなんて大それたことをする能力も時間もないし、と言いながら綴る本blogです。今日は自分のことは棚に上げて理系のための恋愛論なるものをぼーっと読んでいました。

 仕事ばかりしていたため、なかなか面白いことにめぐり合うチャンスもないので、美心快餐(Maxim)の話でも。googleで検索してみると、旅行記っぽいページがよく引っかかって、『香港式のファーストフード』と定義されているようです。
 香港にはちゃんとした日本料理を食べさせてくれる場所がたくさんあります。けれど、そういう日本人を相手にこずるい(かなり偏見入っています)商売をしている店で、割高な料金を払うのがなんとも納得いかないんです。やっぱり地元の人でいっぱいの店じゃないと。『郷に入れば郷に従え』ではないですが、香港人に「マキシムでおいしく食べた」と言うと、大抵びっくりしてそしてまんざらでもない(日本人のお前も分かるか。なかなかやるな。的な)顔をしてくれますし。
 いやそういうちょっと計算高いところを抜きにしても、基本的においしいです。脂っこいメニューもありますが。『ファーストフード』なぞというおとしめは私が許さない、とちょっとむきになっています。今日は青カレー+コーヒーでHK$28(約400円)、大きい黒い貝で、赤い身の、あの貝(名前は知らないのですが)まで入っていて。堪能しました。
 ああそれから、コーヒーですが、昔はよく間違えられてコーラが出てきたのですけど、『ガフェ』と広東語で発音するようにしてからは一度も間違えられていません。自分も少しは成長している、と感じる一瞬です。

2003年11月16日

(HK)この前の選挙についての補足

 今日のBlogは三本立てになりました。

 親しい知人(A)の親しい友人(B)が九州のどこだかの選挙区から立候補して、落選したものの比例で救われて衆議院議員になったそうです。AはBから「自分の活動を手伝ってくれないか」と言われたとか言われないとかで。私にとっては「こいつが政治活動してるんだよ」といった感じで、一度だけAからBのホームページを紹介された程度ですが。この前の日曜日、Aはそれこそかぶりつきでテレビだのネットだのチェックしていたようです。
 特に政治思想はない私ですが、自分と近い歳の人がなったと聞くと、応援してもいいかなと思います。ところがAも私もその選挙区に住んでいないので、直接応援することはできなく。ていうか私は香港にいるし。
 私の場合20歳になってからというもの、就職だの転勤だの転職だのであちこち引っ越しているので、そんな都合で住んでいる場所で『地元の政治家』って言われても今ひとつ関心が薄く。それよりもBのような存在のほうに親近感がわきます。ってこういう文句をこんなところに書いても何もならないことは承知していますが。

(HK)青の替芯

 『カチカチカチとまわすことにより、シャープペンシルと赤のボールペンと黒のボールペンに切り替えられる筆記用具』を愛用しています。私は黒のボールペンを青に入れ替えています。その青を今週めでたく使い切りました! ペンを使い切るという達成感が小さい頃からものすごく好きなんです。
 で、今日は日系のこぎれいなスーパーに行って、替芯を買ってきました。日本のような、色とりどりのペンがたくさん揃えてあって試し書きもできたりする、女子中学生が好んで行くような文房具屋は香港にはあまりないので。隅の棚から長さのぴったり合う、そしておそらくレアであろう青の替芯を発掘できたときはちょっとうれしく、今後のことも考えて二つ買って来ました。ええ、地球環境に配慮している(あ)です。

(HK)日本人的土曜日

 「労働時間の長さで勝負」というのは、今時きっと流行らないかつての日本企業の得意技でしょう。しかし、本場日本で廃れかけていても香港の日系企業では今だ健在で、今週は土曜日までしっかり働きました。こちらの11月に祝日はないですし……。
 同じぐらいの歳の日本人が二人会社にいます。彼らは今週私よりも忙しかったようです。平日ずっと14時間近く働いて、加えて昨日土曜日も早い時間から普通どおりに働いていた彼らですが、わずかな時間をつくって昼食のために向かった吉野家のあまりの混雑ぶりには、張り詰めた糸が切れてしまったようで、
「飲茶にいかない?」
と大胆なシフトチェンジを提案してきました。「休みの日なんだから、来てるだけでもう十分なんだし」と口々に唱えながら。
 そういうわけで昨日の昼は突然飲茶となりました。疲れきっているせいか、いやもう本当に全てのものがおいしく、食べながらため息がでるくらい幸福感に包まれました。さして特別な料理ではなかったんですけど。お互いにお茶を入れあったりなんかして。お互いの疲労具合をねたに話し続けたりして。
 それでも一時間もすると仕事のことが気になり始め、仕方なく会社に戻りました。そして休憩が長かったせいか、三人ともその後10時近くまで働かなくてはならなかったのです。

2003年11月10日

(HK)海外でもやろうとすれば可能だったのかもしれないが、

 そこまでの熱意などなかったので棄権と相成りました。でも昔から開票速報だけはものすごく好きで、今回もこんな時間までぼーっとウェブで確認してました。あれって想像力が刺激されますよね。「信長の野望」をコンピューターだけで走らせているような感じと表現すると、怒られてしまいそうですが。
 ところで政治は私にとって非常に遠い世界なのですが、もし仮に誰かの後援会とかに入っていて、そして一度でも開票を見守る場に居合わせて一喜一憂の興奮を味わってしまったら、病み付きになるような気がします。地道な票の掘り起こし作業の結果見事当選、というのは一種の『物語』であり、実生活においてそういう『物語』に飢えている人は多いのではないかと想像します。

(TEXT)しばらく書いていないのですが……

 今日久しぶりに少し書いてみました。とはいっても大してはかどってはいないのですが。『あるテーマ』の「不適切な選択肢が追加」です。そうです、9月のテーマです。書きかけていたので、完成させます。リハビリにはそこから始めるのがいいと考えました。それから『アカチバラチ』、こちらもねたが浮かんだので。
 こうやって今回はあらかじめ宣言してみます。うまくいくことを期待して。

2003年11月7日

(HK)三日連続

 おとといは夕飯を、あまり考えずに吉野家で食べてしまいました。昨日の昼は時間がなかったので、皆で「吉野家に行こう」という結論に落ち着きました。「昨夜も言ったんだけどなあ」という意見は却下され。
 そして今日の夜は、吉野家しか開いていませんでした。ちなみに焼鳥丼→牛丼→焼鳥丼なので、日本よりはバリエーションがあるほうだと思いますが……。

 さて、飲み屋でひたすら「はなわ」の歌がかかっていた、と本blogに書いたことがありますが、おとといと今日も吉野家にて同様の状況に遭遇しました。今回はよく分からないのですが、少し古めの女の人の歌です。昭和50年代初頭といったところではないかと。今もメロディーが頭の中でエンドレス状態です。
 それがまた随分不思議な歌で、「くしゃみ」というキーワードが歌詞中に複数回出てくるのです。ところが、その他の印象的なキーワードを加えて「くしゃみ 誰か 噂 切なさ」とgoogleで検索しても、それらしき歌は全く現れなく。ならば想像で補って作るしかないわけで。

(歌い出しから。太字が比較的確からしい部分)

振り向けば 彼女がくしゃみする 皆が噂する 誰かが夢中になってる
切なさと恋しさで はり (合いの手) さけ (合いの手) そう

(ちょっと長い間奏)

(合いの手)の部分はチャチャチャっていう描写がしっくり来ます。
これでメロディーに対して文字数はぴったりなんですが、こんな変な歌なわけないですよね……。

2003年11月5日

(HK)現代人たるみなさんは

 きっと携帯電話など当然のようにお持ちになっていることと思いますが、私の場合は香港がケータイデビューでした。白黒の液晶をもち、日本の感覚だと妙に小さいものを使っています。一番安かったので。
 こいつがまたよく充電切れを引き起こすのです。サイズが小さいのできっと必然的に電池も小さいのでしょう。

 今日は充電切れの一日でした。そのおかげで最高人民のお誘いから逃げ切ることができたようです。以前本blogに書いたのですが『最高人民』とは勤務先のお偉いさんたちの総称です。
 この前『最高人民』の一人は日本に出張して、初めてカラオケボックスなるものに行ったらしいのですが、「ずいぶん安かったよ」と驚いていました。長いこと日本に住んでいない人なので、「カラオケ」といえば横にぴったり女の人が座っているような店しか想像できないのでしょう。まったくもってゆがんでいます。

2003年11月4日

(HK)また祝日だったのですね……。

 いいですね、日本の皆様は……といつも通りの愚痴から始まります。こちらでは先週の金曜にハロウィンなるものがあったのですが、あっただけで祝日なんかではなく。でも、いまいちどこが楽しいのか日本人の私にはさっぱりでした。その日にわざわざ有給をとった人もいましたし、街は妙に混雑したりしていたので、特別な日なんだあと思ったのですけど。
 人ごみをかき分け歩いていると時々仮装している人に出会ったので、きっと正しくはそういうふうに楽しむものなのでしょう。ですが他大勢の人は、ただ何かにかこつけて飲みたいだけだったのではないかと推測します。

 再び例の神戸牛の広告を観察してきました。今日はそこに「美国肉類出口協会」なるロゴを発見しました。美国(アメリカ)産であることが証明されているわけです……ってつまり、真の神戸牛じゃなかったんですね、やっぱり。

2003年11月2日

(HK)かっこよく

 日本人男性の買春問題といい、日本人留学生らのへんてこな振る舞いといい、中国(私は香港ですが)に住むものとしては不快なニュースが続きます。確かに現在の中国では政治的なバイアスがかかって、ことが大げさにされてしまう傾向があるとはいえ、日本人の意識の低さが原因であることには変わりはないと思います。たかだか3ヶ月程度しか住んでいないわりには偉そうな口を叩いています。
 私たちが複数人集まって行動すると、即「日本代表」になるんです。古い話を蒸し返すようですが、日本人男性の買春問題のときに私がまず始めに考えたのは「ああ、やっぱりオヤジってだめだな」ということです。「オヤジたちは大リーグのイチローだとか松井だとかを応援しているくせに、そこから何にも学び取っていないんだな」と思ったのです。彼らが現地で声援を受けるのは野球の技術も去ることながら、一個人としてチームに溶け込んでいるからだと私は想像します。
 買春が会社ぐるみなのか、それとも会社の中の何人かがつるんで行ったのか知りませんが、個人じゃない時点でもうアウトなんです。いや決して一人で買春するのを奨励しているわけではないのですが。広東語も英語もできないもんだから少し話せる同僚にくっついて行って、一人女の人があてがわれるやいなや「オーケー、オーケー」を連発するようなオヤジ。もう無茶苦茶かっこ悪くありません? そういうの。って、無駄に想像力を駆使してしまってますね。

 私は本日散髪に行ってきました。先月は日本で切ったので香港では二回目となります。今日行った店は前回とは違うのですが、やはりローカルな店です。
 入ったところ少し混んでいて、待つ間「non-no」を渡されました。今年の9月ごろのです。私が日本人だからというわけではなく、山積みになった雑誌から取り出したら「non-no」があった、という感じでした。
 そして、表紙の女の人が「かわいい」と、スタッフがかたことの日本語で話しかけてきます。でも、私はうといので誰だか分かりませんでした。幸い、作業が始まったのでそれ以上突っ込まれることはなく。
 その後「日本人たる私が知らないのはまずい」と思ったので、作業の空き時間を使ってなんとか確認したところ長谷川京子さんでした。

 香港人は中国や他のアジア諸国と違って、日本に大変好意を持ってくれているようです。その評判を落とさないようさわやかに振舞いたいものです。加えてもし人並みに日本および香港の芸能情報が分かれば、もっとスムーズにコミュニケーションできたりするんだろうなあ、きっと。