2005年1月1日

(HK)恭賀新禧!

 少し体調が悪くてさっきまで寝ていたのですが、やっぱり8時半なんかに寝始めるのは早すぎたようで、今時間にこうやって起きだしてネットなどしています。日本に遅れること一時間、香港も2005年を迎えました。
 年が変わるなんて大したことじゃない、なんて斜めに構えた態度をとりがちな私ですが、それでもこういう時節にはやっぱり去年のことだとか今年のことだとかを考えてしまいます。自分の内面について深夜の高揚を文章にすると、あとあとむちゃくちゃ恥ずかしかったりするかもしれませんが……ええい、書いてしまえ。書きたいんだし。後で消せばいいんだし。

 個人のことはほとんど書いていませんが、また、いまだ大人になりきれていないような文をさらけ出していますが、私は結婚していて娘がいます。とりあえず単身で香港にやってきたのがおととしの夏、家族が日本から来たのが去年の春、家族が日本へ帰ったのが秋です。今は香港で一人です。それで、ぴーごろごろごろ、とモデムでインターネットをしています。
 家族と一緒に暮らしている間もいい夫、いい父親ではなかったとは思いますが、こうやって単身赴任してしまっている現在よりはそれでもましだったのではないかと。よく申し訳ない気分になります。一応現在の別居は将来には解消される??家族はまた(一人増えて)香港に戻ってくる予定になっています。

 去年の一番の思い出は、娘とプールで遊んだことです。3回か4回行くことができました。一回につき1時間ちょっとですから、妻曰く、そんな少しのことでは「子供の世話をした」とは認められない、そうです。まあ、私の家庭に対する貢献がそのように低く評価されるのは当然でしょうが、だからといって、その体験が矮小なものだったかというと、決してそんなことはなく。

 娘はまずはじめに、子供用のプールに向かいます。その真ん中には噴水がついていて、そこで娘は、水の飛び出す穴を足でふさいで圧力を感じたり、吹き出している水に浮き輪を近づけ斥力を感じたりします。私は一緒に遊ぶことも多かったのですが、水深の浅いそのプールに座り込んで(そうでもしないと全身を水の中に入れることができないので)、一人で遊んでいる様子をぼーっと観察することもありました。そのうちに大抵私は飽きてしまい、やがて、大人用のプールに行こうか、と誘うことになります。
 ところが、娘はその単調な遊びが気に入っているようで、なかなか同意してくれないのです。で、私は辛抱できなくなって無理やり気味に深いプールに連れて行くのですが、いざ入ってみるとそれはそれで喜んでくれます。私は娘を抱っこした状態で、プールの中をひたすら歩き続けます。最後は二人とも程よく疲れたところでお開きになります。


 今年はもうちょっといい父親になりたいです。
 予定通り書いていて恥ずかしくなったので、コメント機能をはずします。いえ、ほんとに、読んでもらっただけで感謝ですから。