同僚が彼からのプレゼントなんだ、と言いながら自慢げに黄色い水筒を見せてくれました。よく観察してみると、それには日本のお子様におなじみのげっ歯目のキャラクターが描かれていて、その横には中文名称――『哈姆太郎』と添えられていました。多分もう随分と大人であろう彼女はそのキャラが好きだそうで。
香港で『哈姆太郎』がそれなりにもてはやされているということは、こちらに来て間もない頃から気付いていました。その意匠を用いたお菓子だとかおもちゃだとか、もちろんVCD(ビデオCD。VHSよりも普及している)なんかも、違和感なくあちこちのお店で売られているので。でも今日は何となく引っかかったのです。
そこで、
「哈姆って、何のことだか分かる?」
と聞いてみました。すると、予想通りというべきか、彼女は首を横に振るのです。
「Hamsterの"Ham"だよ」
と答えを言っても反応がなく。自分の発音が悪いのかと思ってつづりを書いてみても、知らない単語だという返事しか返ってこなくて。結局切り札はgoogleのイメージ検索でした。
ところで、この文を書くために念のために『哈姆』でgoogle検索(日本語)をかけたところ、きちんと公式ページが引っかかって驚きました。驚きといえば、検索結果上でも、
『とっとこハム太郎の楽しい公式サイト。ハム太郎の情報やゲームがいっぱいなのだ!』
と、きちんと語尾が徹底されている、のだ!
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