2005年3月22日

(HK)日本人との接触

 店の入り口の壁には色々とメニューが掛かっています。客はそこで何にするのかを決めた後、レジへと向かいます。実際の注文はレジにて行うのです。
 つまりこのシステムには、(1)自分が食べたいものを中文で記憶する (2)メニューを広東語で発音する という、外国人には厳しい二つのハードルが内在しているのです。それで大抵、メニューにあり注文も楽な『カレー』だとか『チャーシュー飯』だとかに走ってしまうのです。

 今日もその店のメニューの前で、日本人の同僚と二人熟考していました。一週間もいると大体の料理は挑戦済みだったので。
「どれにする?」
「これはこの前食べたし」
 なんてしゃべっていたのです。すると、突然後ろから、
「日本の方ですよね」
 と話しかけられました、日本語で。

 話を伺ってみると、隣のビルに入っている日系企業の方でした。なんでも私たちよりも前に、この地域で働き始めたそうです。そしてその方たちが言うには、今までここらに日本人は全くいなかったとのことで。

 だからと言って、店の前で突然名刺交換を始めるのはどうかと思うのです。いやそれとも、そういった行為は常識であり、考えも及ばなかったのは私の社会人スキルの低さゆえ、なのでしょうか。見たことのあるロゴが彼らの名刺にしっかりと載っていました。

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