2005年3月15日

(HK)初めての店では、とりあえず凍鴛鴦

 『毎日違ったお店で昼食を食べられる』ということが実はとても贅沢なことだったのだと、改めて感じさせられました。新しい職場の近くにはまともな(普段使いできる)店が一軒しかないのです。
 日本で学生やったり働いたりしていた時は、ずっと学食だの社食だのを愛用していたので、今回それに戻っただけなのですが。でも人間贅沢を知ってしまうと、昔には帰れないもので。

 カフェテリア形式のその店の、先払いのレジのところで、今日私は勇気を出して凍鴛鴦をオーダーしてみました。というのも、こういう効率重視の店では拒絶されることがあるので。
 幸い、大丈夫だったらしく、店員さんはレシートに『C央』と書いてくれました。Cold鴛鴦の略称のようです。それを持って私はトレーをレールの上で引きずりながら飲み物のコーナーへと向かいました。
 ところが、そこで私は見てしまったのです。黒い液体と茶色い液体と白い液体を大雑把に混ぜて凍鴛鴦を作っているところを! 一口飲んでみると、既にまったりとした甘さを誇っていました……。
 座っているところに注文を取りに来てくれるような店だったら、必ず『凍鴛鴦・少甜』と甘さ控えめをオーダーするのに……。黒いのと茶色いのと白いの、どれかがデフォルトで甘いんです、多分。あの製法じゃあ、きっと少甜にするのは無理で、というより、実際のところ凍鴛鴦がオーダーできたことに感謝するべきだったのかもしれなく。

 細かいことだっていうのは分かっているのですが、また個人的な思い込みもかなり入っていますが、香港生活では食事は大切なんです!

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