多くの香港人はイングリッシュ・ネームを持っています。IDカードにも記載される公的な名前の一部です。普段呼び合うのに中文の名前の代わりに使うのは、日本のように名字の種類が多くないせいかもしれません。例えば張(Cheung)さん、黄(Wong)さんなんて鈴木・田中以上にごろごろしているので、とても呼びかけには使えないのです。かといって、Michaelのようなメジャーどころのイングリッシュ・ネームを選んでしまうと、また重複は避けられないので、結局名字との組み合わせ——Michael CheungとかMichael Wongとか——で呼ぶことになります。
そのイングリッシュ・ネームの話題ですが、どうも最近来た新入社員の中に「Kenji」なるそれをもつ男性がいるらしく、日本人の間で噂になっています。メールのあて先の中に入っていただけなので、誰が「Kenji」なのかは謎なのですが。「kenji」ならもはやイングリッシュではないでしょう。ぜひとも会って、名乗るに至った経緯を問いたいところです。
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