2003年12月7日

(HK)ジャパニーズ・カラオケにて

 紺さんのマルヒニッキに反応して、そこの掲示板に「おどるポンポコリン」にまつわる書き込みをしてきたところです。
 香港の、女の人が横で水割りを作ってくれたりするようなカラオケ屋に行ったところ、カタコトの日本語で「『おどるポンポコリン』を一緒に歌おう」とせがまれたというのがその内容です。まあ、彼女たちの営業努力は本当にすごいですね。例えば『TSUNAMI』なんかだと全員が既習なんじゃないでしょうか。
 というのも『TSUNAMI』をうたうオヤジが多すぎだからです。いかにも歌うではなく唄うが適当なオヤジたちが、若いふりをして自己満足げに熱唱しています。
 店はカラオケボックスではないので、カラオケ機器を店にいる他の客たちと共有しています。ですから他のグループの歌も聴く羽目になるのですが、どのグループにも必ず『TSUNAMI』をうたう奴がいて。うたっている本人は気分いいかもしれない、でもこっちは飽き飽きです。
 後『地上の星』をうたう奴ね、これもいやですね。香港で色々大変な目にあっている自分を『プロジェクトX』の主人公たちと重ね合わせて慰めているだけなんじゃないの、とうがって見てしまいます。
 結局のところ、店にいる間心の中でこうやって毒づいているのは、心底ジャパニーズ・カラオケに行くのが嫌だからです。でも最高人民たちが好んで行くので、しばしばお供せねばならず、そして少なからぬ金額を払わねばならず。私と同世代の同僚たちはみな同じような気持ちを持っていて、支払いをpunishment payつまり罰金と呼んでいます。
 でも改めて考えて見ると、客が次々と入れ替わっているにも関わらず、常に三十人ほどの日本人が客として入っているというのは、相当奇妙な気がします。れっきとした香港なのですが。

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