彼とは同じぐらいの歳なので、アメリカに行く! という気持ちはなんとなくわかるような気がします。「このままじゃいけない……」と感じたときに、それは何となく解に見えますし、「若いうちに行っておこう」というのも十分理由になると思うのです。少なくとも私はそうでした。
そのニュースを色々と考えていたら、自分が香港で製造業に従事しているということに起因するやっかみが次々と浮かんできました。これはまずいです。
そこでここで働く魅力を存分にアピールすることにします。
でも改めて考えたのですが、取り立ててアピールする内容は思いつきませんでした。なんだか麻痺してしまっているのかもしれません。とりあえず、
中国本土は怖そうだなあ、英語も通じないし。
日本にいい仕事あるかなあ、消費税も上がるんでしょ?
アメリカはイメージはいいけど、食事と移動手段がね。英語下手だし。
と他の選択肢を消去すると、見事香港が残るのです。
ほとんどの社員を日本において渡米するということから、彼は「会社が大きくなるためには、自分の成長が不可欠だ」と考えているように見えます。これを自己中心的と評するとネガティブになってしまいます。けれども私は、一エンジニアとして身を立てていきたいのだろうなあ、と共感します。ちょっとえらそうですが。
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