2005年2月21日

(HK)ミラクルホイップと私

 スーパーに行ったら『雪吻・豪華包装版』が3セットで110ドルでした。旧正月明けに暴落したようです。でも3つもいらない。

 今の職場には結構日本人がいるのですが、日本のモノに対する態度というか執着がそれぞれ違っていて興味深いです。例えばある人の場合、割高だろうが何が何でも日本製じゃないと気が済まないようで、食材も日用品も全てジャスコで、衛星版の日本の新聞を購読し、おまけにドラマも海賊版VCDで一クール遅れですがきちんと視聴しているようです。
 また、買い物はスーパーよりももっとローカル色の強い「街市」で済ませるくせに、夜飲みに行くときは必ず日本食を選ぶ人もいます。

 私の場合は、それがまっとうな値段かどうかが判断基準です。観光地で割高の缶ジュースを買わない、それと同じような考え方です。例としては、現地生産のヤクルトを愛飲してます。また、無印良品の文房具はほとんど値段差がないので、これも愛用しています。

 ところで、マヨネーズを買いに行きました。当然日本製は割高なので選択肢から外れます。売り場には欧米メーカー――クラフトの製品がありました。聞いたことのあるブランドなので、安心してそれを買おうと思ったのですが。

 チューブに入っていて、キャップが赤くって、黄色っぽい粘性の流体なのですが、マヨネーズではなく『ミラクルホイップ』なる商品名がついているのです。大きいパッケージも、小さいパッケージも、カロリー控えめバージョンも、みんな『ミラクルホイップ』一族でした。『マヨネーズ』と名乗りを上げているのは売り場の隅に転がっていた小さな小瓶だけで。

 結局、買ってきて家で試してみたところ、日本で普通に使われているマヨネーズよりも甘みが少ない=酸っぱいような気がしました。これはこれで使えそうです。でも、中文名称『奇妙醤』はどうでしょう……。

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