2008年12月26日

遅くなりましたが恭祝聖誕

http://blog.livedoor.jp/nishina0/archives/51432510.html
http://blog.livedoor.jp/nishina0/archives/51433468.html

 今見たら、西直さんのところでお話が増えていました! 女の子の着ぐるみトナカイ、いいと思います。

「というわけで、着ぐるみについてなんだけど」
「はあ」
「あ、その前に、ええと、さっきサンタが通りを練り歩いてたでしょ」
「はい、男サンタと女サンタでした」
「女サンタのスカートは妙に短かったよね」
「短かったです」
「あの着ぐるみっていうかコスプレっていうか、どうかなあ」
「私にあの格好をしろ、ということでしょうか」
「いえ、あれは西洋人がやるほうがうけがいいから」*1
「そうですか」
「というわけで、着ぐるみについてなんだけど」
「サンタじゃないんですね、つまり」
「そう、サンタじゃない」
「じゃあ、トナカイですか」
「トナカイの着ぐるみは、いまいち分かりにくいと思うんだ」
「確かに」
「うちの製品でもないし」
「……」
「宣伝効果を考えたら、クリスマスツリーの着ぐるみ! これしかありえないでしょ」*2
「……学芸会以下ですね」


*1
サンタのコスプレをするバイトは、人種によって時給が違うらしい。

*2
こういうストーリーがあったかどうかは分かりませんが、クリスマスツリーの着ぐるみを本当に目撃しました。IKEAの前でした。

2008年12月18日

カメラを持って街に出ました。


 子供の写真を撮る目的でしたが、偶然テレビドラマの撮影に出くわしたので写してみました。右端に俳優さんと女優さんがいます。九龍の尖沙咀から、香港島側を望んでいます。

 香港にはテレビ局は二つあり、その二つが二つずつチャンネルを持っています。けれどもそこが製作する番組は、お世辞にもレベルが高いとはいえません。
 香港では映画はステータスを持っていて、出演する人や監督は芸能人としてちやほやされています。一方、テレビドラマにはそういった有名人が出演することはまれで、テレビ局の専属契約らしき人々が何度も使いまわしされている様子です。どちらが原因でどちらが結果かわかりませんが、二つのテレビ局では結構な頻度で日本や韓国のテレビドラマを吹き替えでやっています。

 撮影の横を通り過ぎた時に、私はテレビ局のマークの入ったカメラを確認しました。その後しばらく歩いて、少し離れたところからこの写真を撮りました。周りにそれなりに人がいましたが、誰も撮影に興味を持っていないようでした。この辺からも人気のなさが伺えます。

2008年12月6日

(HK)結婚式に出席しました。

 この11月と12月は中国の暦的に結婚に向いているそうで、たくさんのカップルが式を挙げます。私も二組の式に出ます。
 どの組も時間をかけて準備をしてきたようです。婚前によくあるのは、アルバム作成というイベントです。海を山を湖を林をバックに、カメラマンが様々な服を着た二人の写真をばしばし撮るのです。式の半年から一年前に、台湾にいってこの行事をとりおこなうというのが普通です。
 結婚式はというと、血縁を大事にする中国人だけあって、やはりまだ家と家とを結びつけるという考えが大事にされているように見えます。日本だったら一次会と二次会と分けたり、またシンプルな式とかもあるのでしょうが、香港では一回、そこに親戚も友人も会社の人もみんなまとめて呼んで開きます。

 結婚式の料理は、当然のように中華です。大変美味しい料理でした。で、思ったことを。

 一番初めに、子豚の丸焼きが運ばれてきました。うつ伏せになった豚が大きな皿の上に四肢を広げています。皮はいい照りの色です。子豚の顔のほうをみると、目の部分が大きくくぼんでおり、なぜかはわかりませんが、そこに赤い電球が差し込まれていました。
 この料理が運ばれてくるときには、会場が薄暗くなり、これもよくわからないのですが「サル・ゴリラ・チンパンジー」という替え歌でおなじみの「クワイ河マーチ」が聞こえてきたのです。選曲に意味なんてないのでしょう。行進曲の流れる中、赤い目をぴかぴか光らせて子豚たちは各テーブルへと散っていったのでした。

2008年12月4日

[Japan]再生紙グローバルカレンダー 2009年・デスクトップ を買いました。

 先日久しぶりに日本出張となり、難なく入手することができました。

 今回の出張は香港人の上司と二人でした。ミーティングのため、秋葉原に向かいました。寒い中メイドの格好をした人たちが何かを配っていました。上司は物珍しそうに見ていましたが、私に質問はしませんでした。何ともいえぬ雰囲気のまま、人ごみをかき分けずんずん歩きました。

 ミーティングは無事に終わり、今度は二人で夕食をとることにしました。彼が「何でもいい」というので、魚介系の居酒屋に入りました。実は香港人の上司と私という組合せで出張するのは初めてで、そもそもその二人だけで食事をするというのも初めてでした。なので、その店で典型的なサラリーマントーク、
「だからそこが会社の問題だって言ってんだよ」
「俺が若いときはさあ」
「あいつはそこがわかってないんだ」
を展開することになるとは、全く予想できなかったのです。上司が何か言ったときに、反射的かつ感情的に「That's why ...」とか。単なる酔っ払いです。

 ホテルに戻った後、コンビニに買出しに行きました。ビジネス街の中にあるそのコンビニは、夜遅くになると全然お客がいません。国際電話のカードを買っておこうと思い、カウンターで問うと、不思議な言葉が返ってきました。店員の名札をみると「りょう」と書いてあります。そこで気づきました、留学生の人がバイトしているんですね。
 「りょう」というのは「梁」だと予想します。で、広東語では「梁」はLeung(りょん)と読み、ベスト10に確実に入るであろう、ありがちな名字です。「香港から留学して、コンビニのバイトで苦労しているのだろうなあ」なんていうストーリを勝手に作って、勝手に応援したりしました。