「はてな」というウェブサービスを提供する企業が興味深くて、訪問したり少し利用してみたりしています。その企業にはマスコット的扱いをされている犬がいて、名前を「しなもん」と言います。この犬、一部の人には有名のようです。例えば「はてな」のサービス「はてなダイアリー」だと、「しなもん」と書けばすかさず下線付きのリンクになるようですし、彼(オス)は「はてなダイアリー」に自分のブログを持っているようですし。また、今ひらがなで「しなもん」と検索を試したところ、件の犬が一番目に表示されました。
一方、カタカナで「シナモン」と書いて検索をかければ、こんどはサンリオのキャラクターである「シナモン」が一番目に引っかかります。白いそれ、ご存知でしょうか?
ところで、何でそんなことを書いているかというと、香港のおもちゃ屋兼文房具屋のような店(こちらではポピュラーな形態)にて、サンリオの「シナモン」に「玉桂狗」という名札がついているのを発見したからです。あれって、イヌだったんですか! てっきりサンリオが生み出した架空の生き物かと思っていました。なんか空を飛びそうじゃないですか、あの耳で。
またサンリオのページによると男の子だそうです。これにもびっくりです。女の子向けのキャラクターだから女の子だろう、という思い込みがあったので。
というわけで、ちょっとした会話案を提供してみたいと思います。
「しなもん(シナモン)って犬(狗)らしいよ、しかもオスだって!」
これを使った結果、どんな反応が返ってくるかで「はてな」とサンリオの勢力分布がわかると思います。すいません、どうでもいい興味ですね。
それにしても、香港の「狗」ってインパクトがあります。「犬」はほとんど目にすることがありません。「狗」だと私の場合印象がどうしても「羊頭狗肉」と直結してしまい、街行くイヌを見かけると、
「こちらではあれは食べ物相当なのか」
とあらぬ勘繰りをしてしまいます。
2006年4月7日
2006年4月3日
(JAPAN)日本への旅行
先週、有給をとって家族四人で日本へと旅行しました。私たちは9ヶ月近く日本に帰っていなかったので、本当に久しぶり、という感じがしました。
滞在中、些細なことですが「ああみんな日本人なんだ」と思わされる出来事がありました。
例えば、ファーストフードの店に入ってオーダーしている時のことです。私はセットメニューを二つと単品で飲み物を一つ注文しました。セットメニューには飲み物が含まれているので、飲み物としては計三つになります。その際、「XXXセットとYYYセット」とセットを先に告げてから、「飲み物はAとBと、それから単品でCを下さい」と頼んだのです。
すると店員さんは、
「単品で頼む場合はAが一番安いですから、セットにはBとCをつけておきますね」
と提案してくれました。
この出来事、私には当たり前には感じられなかったのです。
香港だったら「XXXセットとYYYセット」と頼んだ時点で、
「飲み物は?」
とすかさず尋ねられてしまい、セットの飲み物がAとBで確定してしまいます。店員はお客のオーダーの全体像を把握せずに、また検討する時間を十分与えずに、ひたすら端末機器の操作を優先するはずです。そのため今回のような非定型な処理(セットを先に言って、その後で飲み物を注文する)は受け入れられないような気がします。
また別の店で、支払いの時にうっかり香港の50セントを出してしまったこともありました。色が赤褐色なので十円玉と勘違いしてしまったのです。
その時の店員さんは、コインを取り上げ、
「これはお客さんの貴重なものではないのですか?」
と言うのです。これにはびっくりしました……間違っていると指摘して機嫌を損ねることなく、客に知らせる高度な手法だと思います。これもなかなかできることではないような気がします。
多分、私が「日本かぶれ」であり、また単に特異なケースが記憶に残っているに過ぎないのでしょう。けれど……日本にいると日本人の長所や美徳に気付きにくい、よく言われることですが、今なんとなくそれがわかったような感じです。
滞在中、些細なことですが「ああみんな日本人なんだ」と思わされる出来事がありました。
例えば、ファーストフードの店に入ってオーダーしている時のことです。私はセットメニューを二つと単品で飲み物を一つ注文しました。セットメニューには飲み物が含まれているので、飲み物としては計三つになります。その際、「XXXセットとYYYセット」とセットを先に告げてから、「飲み物はAとBと、それから単品でCを下さい」と頼んだのです。
すると店員さんは、
「単品で頼む場合はAが一番安いですから、セットにはBとCをつけておきますね」
と提案してくれました。
この出来事、私には当たり前には感じられなかったのです。
香港だったら「XXXセットとYYYセット」と頼んだ時点で、
「飲み物は?」
とすかさず尋ねられてしまい、セットの飲み物がAとBで確定してしまいます。店員はお客のオーダーの全体像を把握せずに、また検討する時間を十分与えずに、ひたすら端末機器の操作を優先するはずです。そのため今回のような非定型な処理(セットを先に言って、その後で飲み物を注文する)は受け入れられないような気がします。
また別の店で、支払いの時にうっかり香港の50セントを出してしまったこともありました。色が赤褐色なので十円玉と勘違いしてしまったのです。
その時の店員さんは、コインを取り上げ、
「これはお客さんの貴重なものではないのですか?」
と言うのです。これにはびっくりしました……間違っていると指摘して機嫌を損ねることなく、客に知らせる高度な手法だと思います。これもなかなかできることではないような気がします。
多分、私が「日本かぶれ」であり、また単に特異なケースが記憶に残っているに過ぎないのでしょう。けれど……日本にいると日本人の長所や美徳に気付きにくい、よく言われることですが、今なんとなくそれがわかったような感じです。
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