2007年5月7日

(HK)最近、時々暑いです。

 5月1日は休みで、子供二人連れてプールに行ってきました。屋内で泳ぐつもりで向かったところ、ちょうどその日から屋外も開放されていました。Tシャツ一枚がちょうどいいという陽気でした。でも汗ばむほどではなくて。気温表示は28℃でした。

 香港なので泳ごうと思ったら実はいつでも外で泳げるのでしょう。でも今までそんなことは考えたことがなかったので、好奇心で屋外に向かいました。消毒用のシャワーをくぐって出てみると、大きなプールに数人しか見えません。やっぱりまだみんな屋内にいるようです。

 おそるおそるプールに足を突っ込みました。冷たいですが、すぐに抜くほどではありません。屈んで下半身を浸します。ひんやりきます。ここで急に胸まで入るのはなあ、ちょっとなあ、と意気地なく考えましたが、ふと見ると、同じタイミングかつ同じペースで入った娘はもうすっかり水の中にいました。おいおい、まじっすか。

 娘に負けずに、加えて臆病を悟られないように私も水の中に入ります。大丈夫でした。慣れてしまえば水はそれほど冷たくありません。そしてそれは昔の記憶を引っ張り出してきました。寒いところに子供のころ住んでいたので、夏でもこれくらいの気温にしかならない日もあって、でもそんな時も泳いでいたなあ、と。あんまり活発な子供ではありませんでしたが。

 浮き輪をつけた娘は勢いよく水音をたて、プールの中央へと進んでいきます。足がつく深さのプールなのでとりあえず娘を遊ばせておき、息子を迎えに行くことにしました。プールのそばでまだ突っ立っているのです。
 抱きかかえて水につけました。息子は足をばたばたさせて抵抗しました。寒いのか、顔は青ざめているようにも見えました。その様子を見て、なんか自分に似たのかなあと思い、やれやれという気持ちとほほえましさが同時にきました。

2007年4月30日

(HK)ゴールデンウィークお疲れ様です。

「赤信号の約束があるから、青信号の自由がある」というような内容の標語を深センで目撃しました。いや、目撃したことを思い出しました。

 今まで生きていて赤信号が約束だと思ったことはありません。あ、でも、約束=ルールのような感触なのでしょうか、中国語では。

 だとすると、問題なのは青信号で……「経済発展著しい中国において青信号を無邪気に『自由』と解釈するあたり、抱えている歪みが端的にあらわれているといえるのではないか」……試しに深く考えもせずに報道っぽい文章を作文してみました。が、だめっすね。まだまだレベルが低い。

 今週は日本も中国も大型連休ですが、香港は違います。明日一日しか休みがないのです。