2003年11月4日

(HK)また祝日だったのですね……。

 いいですね、日本の皆様は……といつも通りの愚痴から始まります。こちらでは先週の金曜にハロウィンなるものがあったのですが、あっただけで祝日なんかではなく。でも、いまいちどこが楽しいのか日本人の私にはさっぱりでした。その日にわざわざ有給をとった人もいましたし、街は妙に混雑したりしていたので、特別な日なんだあと思ったのですけど。
 人ごみをかき分け歩いていると時々仮装している人に出会ったので、きっと正しくはそういうふうに楽しむものなのでしょう。ですが他大勢の人は、ただ何かにかこつけて飲みたいだけだったのではないかと推測します。

 再び例の神戸牛の広告を観察してきました。今日はそこに「美国肉類出口協会」なるロゴを発見しました。美国(アメリカ)産であることが証明されているわけです……ってつまり、真の神戸牛じゃなかったんですね、やっぱり。

2003年11月2日

(HK)かっこよく

 日本人男性の買春問題といい、日本人留学生らのへんてこな振る舞いといい、中国(私は香港ですが)に住むものとしては不快なニュースが続きます。確かに現在の中国では政治的なバイアスがかかって、ことが大げさにされてしまう傾向があるとはいえ、日本人の意識の低さが原因であることには変わりはないと思います。たかだか3ヶ月程度しか住んでいないわりには偉そうな口を叩いています。
 私たちが複数人集まって行動すると、即「日本代表」になるんです。古い話を蒸し返すようですが、日本人男性の買春問題のときに私がまず始めに考えたのは「ああ、やっぱりオヤジってだめだな」ということです。「オヤジたちは大リーグのイチローだとか松井だとかを応援しているくせに、そこから何にも学び取っていないんだな」と思ったのです。彼らが現地で声援を受けるのは野球の技術も去ることながら、一個人としてチームに溶け込んでいるからだと私は想像します。
 買春が会社ぐるみなのか、それとも会社の中の何人かがつるんで行ったのか知りませんが、個人じゃない時点でもうアウトなんです。いや決して一人で買春するのを奨励しているわけではないのですが。広東語も英語もできないもんだから少し話せる同僚にくっついて行って、一人女の人があてがわれるやいなや「オーケー、オーケー」を連発するようなオヤジ。もう無茶苦茶かっこ悪くありません? そういうの。って、無駄に想像力を駆使してしまってますね。

 私は本日散髪に行ってきました。先月は日本で切ったので香港では二回目となります。今日行った店は前回とは違うのですが、やはりローカルな店です。
 入ったところ少し混んでいて、待つ間「non-no」を渡されました。今年の9月ごろのです。私が日本人だからというわけではなく、山積みになった雑誌から取り出したら「non-no」があった、という感じでした。
 そして、表紙の女の人が「かわいい」と、スタッフがかたことの日本語で話しかけてきます。でも、私はうといので誰だか分かりませんでした。幸い、作業が始まったのでそれ以上突っ込まれることはなく。
 その後「日本人たる私が知らないのはまずい」と思ったので、作業の空き時間を使ってなんとか確認したところ長谷川京子さんでした。

 香港人は中国や他のアジア諸国と違って、日本に大変好意を持ってくれているようです。その評判を落とさないようさわやかに振舞いたいものです。加えてもし人並みに日本および香港の芸能情報が分かれば、もっとスムーズにコミュニケーションできたりするんだろうなあ、きっと。