2005年9月10日

(HK)月餅注意報発令中

 中秋といえば月餅(げっぺい)であり、月餅といえば卵黄が想像されます……そんな季節がまた巡ってまいりました。現在香港では、街中いたるところで月餅の四角い箱や缶を見かけることができます。

 表面が茶色くよい感じに焼かれていて、そして中もしっとりしているので、月餅は一般的には美味しいお菓子なのでしょう。けれども、中心には月をイメージした卵黄がそのままの形でごろりと入っていて、それが味付け卵をさらに味濃くしたような感じなものですから、日本人の間では評価が分かれます。私はちょっと受け付けないほうの人間です。

 この卵黄、大変縁起がいいもののようです。というのも高価な月餅ほどたくさん入っているのです。去年見つけたものの中では、直径15センチほどの月餅に6個入っているというのが最多でした。怖いもの見たさでつい買ってしまいました。

 香港の普通の会社では、上司が部下のためにふるまうものだそうですが……なにぶん自分が美味しいと感じないので、そういうしきたりに従おうという意欲はどうしても欠けてしまいます。

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