2008年12月6日

(HK)結婚式に出席しました。

 この11月と12月は中国の暦的に結婚に向いているそうで、たくさんのカップルが式を挙げます。私も二組の式に出ます。
 どの組も時間をかけて準備をしてきたようです。婚前によくあるのは、アルバム作成というイベントです。海を山を湖を林をバックに、カメラマンが様々な服を着た二人の写真をばしばし撮るのです。式の半年から一年前に、台湾にいってこの行事をとりおこなうというのが普通です。
 結婚式はというと、血縁を大事にする中国人だけあって、やはりまだ家と家とを結びつけるという考えが大事にされているように見えます。日本だったら一次会と二次会と分けたり、またシンプルな式とかもあるのでしょうが、香港では一回、そこに親戚も友人も会社の人もみんなまとめて呼んで開きます。

 結婚式の料理は、当然のように中華です。大変美味しい料理でした。で、思ったことを。

 一番初めに、子豚の丸焼きが運ばれてきました。うつ伏せになった豚が大きな皿の上に四肢を広げています。皮はいい照りの色です。子豚の顔のほうをみると、目の部分が大きくくぼんでおり、なぜかはわかりませんが、そこに赤い電球が差し込まれていました。
 この料理が運ばれてくるときには、会場が薄暗くなり、これもよくわからないのですが「サル・ゴリラ・チンパンジー」という替え歌でおなじみの「クワイ河マーチ」が聞こえてきたのです。選曲に意味なんてないのでしょう。行進曲の流れる中、赤い目をぴかぴか光らせて子豚たちは各テーブルへと散っていったのでした。

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