2007年7月13日

(HK)新しい10ドル紙幣

 しばらく間が開いてしまうと、どういう感じに更新していたか忘れてしまいます。とりあえず今日はびっくりしたことから書き始めようと思います。

 香港の10ドルはわずか150円程度の価値しかありませんが、紙幣です。
 と、ここまで書いて思い出したことがあります。もう自分の中では当たり前になってしまったことですが、香港の紙幣はというと、20ドル以上の金額のものは三種類ずつ存在するんです。香港には中央銀行はなく大きな銀行三つがそれぞれ紙幣を発行しており、それらは(20ドル、50ドル、100ドル、500ドル、1000ドル)かける3で、十五種類になります。どの銀行が発行したものでも額面どおりに等価に扱われます。金額によって色が決まっているので、それで見分けます。

 ところで、10ドル紙幣だけは政府がつくっているのですが、それがこれからはプラスチック紙幣なるものに取って代わられるそうです。紙ではないので、プラスチック幣ですか。
 今日、おつりでたまたまもらったという友人から見せてもらいました。プラスチックというと分厚い、こども銀行的なイメージがありましたが、そうではありませんでした。折りたたみや汚れにつよいというそのプラスチックは表面がつるつるしていて、今思いだすと、選挙の投票の時の名前を書く紙に似ていました。あれも確かコシのある紙で、投票箱の中で折りたたまれた状態から自然に開く→開票がスムーズ、という理由で選定されたはずです。

 新しい10ドルは古いものとデザイン的には「ほとんど」変わっていません。けれど、唯一変わっている点にはかなり驚かされました。絵の一部が透明になっていたのです。穴が開いているわけではなくて、プラスチックだからできる芸当なんでしょう。
 わざわざその窓を通して相手の顔をのぞき込み、
「すげーよ、これ、見えるよ、見えるよ!」
 と、小学生か中学生のようにはしゃいでしまいました。


 7月1日には返還十周年のイベントがあり、サッカーの中田が香港に来ていたそうです。それよりも、一昨年香港に招かれ、人々に早食いの桁違いの能力を見せつけて、今もレストラン街の入り口のエスカレーターのところに写真が飾られている(はずの)小林氏の7月4日の敗退のほうが、個人的にはニュースでした。
 それから、中国製の食品は確かに気になりますが、でも何かしら食べないと生きていけないので、あまり考えないようにしている毎日です。

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