5月1日は休みで、子供二人連れてプールに行ってきました。屋内で泳ぐつもりで向かったところ、ちょうどその日から屋外も開放されていました。Tシャツ一枚がちょうどいいという陽気でした。でも汗ばむほどではなくて。気温表示は28℃でした。
香港なので泳ごうと思ったら実はいつでも外で泳げるのでしょう。でも今までそんなことは考えたことがなかったので、好奇心で屋外に向かいました。消毒用のシャワーをくぐって出てみると、大きなプールに数人しか見えません。やっぱりまだみんな屋内にいるようです。
おそるおそるプールに足を突っ込みました。冷たいですが、すぐに抜くほどではありません。屈んで下半身を浸します。ひんやりきます。ここで急に胸まで入るのはなあ、ちょっとなあ、と意気地なく考えましたが、ふと見ると、同じタイミングかつ同じペースで入った娘はもうすっかり水の中にいました。おいおい、まじっすか。
娘に負けずに、加えて臆病を悟られないように私も水の中に入ります。大丈夫でした。慣れてしまえば水はそれほど冷たくありません。そしてそれは昔の記憶を引っ張り出してきました。寒いところに子供のころ住んでいたので、夏でもこれくらいの気温にしかならない日もあって、でもそんな時も泳いでいたなあ、と。あんまり活発な子供ではありませんでしたが。
浮き輪をつけた娘は勢いよく水音をたて、プールの中央へと進んでいきます。足がつく深さのプールなのでとりあえず娘を遊ばせておき、息子を迎えに行くことにしました。プールのそばでまだ突っ立っているのです。
抱きかかえて水につけました。息子は足をばたばたさせて抵抗しました。寒いのか、顔は青ざめているようにも見えました。その様子を見て、なんか自分に似たのかなあと思い、やれやれという気持ちとほほえましさが同時にきました。
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