2008年7月6日

(HK)香港は7月1日が休みで、アメリカは7月4日が独立記念日で。

 愛用している無印良品のカレンダーには複数の国の休日が記されているので、そのことを思い出したのですが。独立記念日といえばホットドッグです。小林さんが今年も出場して、準優勝だったそうです。

 数年前に小林さんは香港の大食い大会に招かれたことがあって、その際に子供と一緒に見に行きました。私が着いた時には試合は終わっており、小林さんはインタビューを受けていました。その内容は記憶に残るようなものではありませんでしたし、私自身別に大食いに興味があるわけでもありませんが、それから小林さんは気になる存在になりました。信念を持って競技を続けている、そう感じて、その一点のみ強く興味を惹かれたのです。

 去年小林さんは連覇を阻まれました。あごの関節症が明らかになったり、リバースしてしまったことが面白おかしく取り上げられたりもしました。
 独立記念日に気付いた私は、今週彼のブログを訪ねたのです。今年も出場すると書いた記事を見つけたときには、少し興奮して高速に文を追いかけてしまい、読解が追いつきませんでした。
 冷静に読み直してみると、改めて彼の信念に触れられる個所がありました。今年はルール改正があって、制限時間が12分から10分へと2分短縮されたそうです。小林さんは昔の自分と比べられなくなる、とその変更を非常に残念がっていました。その姿勢はまさに、スポーツ選手のそれと同じだと感じました。
 今年の試合は去年のチャンピオンとの死闘になり、規定の10分で決着がつかず、プレーオフになって最後小林さんは敗れてしまいました。残念な結果ですが「全力でやった気持ちよさがある」と記事にはあります。そうなんだろうなあ、と思います。

 この一連の小林さんの活動について、私は信念がある、と考えています。一方、猛烈に話はすっ飛びますが、インターネット上では、ただ単にギャラ目当てだと見下したり、そもそも大食いなんて倫理的に間違っていると批判したりする風潮があるような気がします。悪口のほうが幅を利かせるメディアなんでしょう。
 それよりも自分は、どちらかといえばポジティブに評価したいし、多様な考え方を受け入れたいし、インターネットもそういう場所であってもらいたいと思います。

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