2003年10月27日

(HK)一週間を思い出しながら書きます。

(1)
 こちらには日本の中古車が流れてきているようです。日章旗のシールが貼ったままのトラックも見かけました。複雑な気持ちでした。
 先日は一台のぼろぼろのワゴン車を見かけました。ドアのところに日本語が書いてありました。とりあえず末尾の(自家用)に目が行きました。日本の中古車なのかなあ、と考えましたが、何か違和感がしました。
 よく読むと、藤原とうふ店(自家用)となっています。そうです、そこでようやく気付きました。これは香港でも人気の頭文字Dの影響のようです。
 でも、そんなのを真似してもねえ。というかワゴン車にそんなのつけたら、本当にそういう車両みたいで、何だか分からないですよ、本当に。

(2)

——やるしかない。
 決心を固めて僕はエンターキーを押した。緑色の文字がウインドウの中をものすごい勢いで流れ始める。始めのほうの分岐は問題なく通過していった。パラメタも正常の範囲内だ。しかしやがてファンの回転数が上昇し始めた。PCの箱と共振して低いうなりをあげる。
——奴が来る。
 PCが光った。
——来るのか?
 僕は両手を伸ばして、手のひらをPCのほうへ向けて構えた。チャンスは一度しかないはずだ。
 バリバリバリ。プラスティックが砕ける音がする。今しかない。
 「除蟲!」
 そう叫ぶと、白煙が手のひらから発生した。それはPCの割れ目に一直線に吸い込まれていく。僕の技は効いたのだろうか?

 というようなショートストーリーを私に想像させた「除蟲」、何のことはないソフトウェア開発におけるdebug(デバッグ、バグ取り)のことでした。の字が大げさすぎるような気がします。

0 件のコメント: